目指せ! 電卓マスター

日商簿記試験において級を問わずに不合格となる原因は、何をおいても基礎知識の欠如であることは言うまでもありません。自身の学習不足がまいた種ですから、それに関してかける言葉もありません。

その一方、思わず「もったいない…」と言ってしまうのが、意外にも不合格の原因として多い計算ミスです。現場の簿記処理はもちろん、試験においてもその最終的な成果物となる損益計算書(P/L)や貸借対照表(B/S)は、前工程である多くの仕訳作業により構成されます。

その仕訳作業の段階で計算ミスがあった場合、絶対に損益計算書と貸借対照表の共に、貸方と借方が同額になることはありません。つまり、不正解ということです。そして、その間違いを修正するためには、前段階で行った仕分け作業をひとつひとつ確認していくほか方法はありません。試験中にそんな状況に陥ってしまうなど、考えたくもないほど恐ろしいことです。

電卓のタッチミスが不合格の原因にも

計算ミスの原因は、言うまでもなく電卓のミスタッチがその大半です。ミスタッチを防ぐためには、とにかく過去問題などをこなすことで、1~9の数字、+、?、×、=など、各キーの配列を身体に覚え込ませるしかありません。

その他にやれることといえば、電卓の選択を間違えないことだけでしょう。例えば、シャツのポケットに入るサイズの電卓と、A4用紙の半分程度(A5)のサイズの電卓ならばどちらが押しやすいでしょうか。当然、A5です。

つまり、あえてミスタッチを誘発するような小型の電卓を選ぶのではなく、押しやすい大型サイズの電卓を購入すべきなのは言うまでもありません。

また、ネット上では「ペンを持つ利き腕とは逆の出てタッチすべき」や「ブラインドタッチの練習を」などと書かれていますが、電卓初心者が必要以上に意識すべきではありません。キー配列を身体で覚える前に、小手先のテクニックを覚えたところで意味はなく、よりミスタッチを誘発するだけです。

3級の学習を終えた頃には、キー配列がわかるようになるはずです。焦らずに、まずはしっかり間違いなく、ひとつひとつのキーを押すことを心がけましょう。それが、電卓でのミスタッチを防止する唯一の方法なのですから。

<< 前のページ次のページ >>


>>もっとも効果的な勉強方法がわかる講座<<